【感想(本)】1日ひとつだけ、強くなる。

1日ひとつだけ、強くなる。

1日ひとつだけ、強くなる。

プロ格闘ゲーマーとして有名な梅原大吾選手の本。
自分なんかは背水の逆転劇も知ってますし、SFⅣ(ストリートファイターⅣ)からずっと大会の試合とかを見ている身なので、常に注目を置いている人物の一人でもあります。

やっぱりSFⅣ時代のリュウが一番輝いていたなーと感じたりはするものの、ときど(東大卒プロゲーマーとしてこちらも有名な選手)やウメハラ自身が言っているように、格闘ゲームを取り巻く環境が変化していった中で、未だにトッププレイヤーであり続けるっていうのはすごいことですね。それになんだかんだいっても、ウメハラに勝って欲しいなーと何となく思ってしまう、不思議と応援したくなる魅力のある選手であることは間違いないです。

本書の中に書かれているのは基本的に格闘ゲームを通して得たウメハラ自身の哲学のようなもの。
哲学といっても概念的なものやふわふわとした話が続く訳ではないです。むしろ「思ってたよりがっつり格闘ゲームのこと書いてあるな」と感じたぐらい。格闘ゲームの勝ち方だとか、目標の据え方、プロとしてどう在るべきかを模索した経験を通じて、色んな価値観を教えてくれます。

特に下記のトピックは結構強く心に残りました。

  • 1日ひとつだけ、成長する。そのために成長のハードルを下げる。
  • 見返りを求めずにやれることは大事。

最近、どうにも自分は色んなことに見返りを求めることが増えてきてしまっている気がします。それは明確な目的をもって行動しているということでもあるので決して悪いことではないのですが、その中で目的もなく時間を消費することに罪悪感を抱くこともあり……。そういうものとうまく折り合いをつけるためにも、見返りを求めずにやれること、やりたいことっていうのは確かに大事にした方がいいのかもしれないなーなんてことを感じた次第です。

あとあれですね、読み終えてすごく格闘ゲームがやりたくなりました(笑)。
最近はVスキルⅡが実装されたチャンピオンエディションがリリースされたのもあって、結構SFⅤ熱があがってきているので、またぽちぽちランクマやってます。

今年はギルティギアの新作やKOFの新作も出るようなので、色々熱い年になりそうですね、1格闘ゲームファンとして盛り上がっていきたい!