2020年09月感想まとめ

ドラマ

半沢直樹(新シリーズ)全話(原作:池井戸潤、脚本:丑尾健太郎
 満を持しての新シリーズですね。見逃し放送で一気見して最終話に臨みました。
 相変わらずのジェットコースターエンターテイメントで、抜群に面白い。
 いつものメンツも出てくると嬉しい。これはシリーズならではの喜びですよね。
 やっぱり2013年版に比べると新鮮さはないですが、
 それでも飽きさせないストーリー構成、素晴らしい配役、
 そして圧倒的な痛快さ、2013年版を逆手に取った演出等、
 文句なしに万人に薦められるエンターテイメントでした。お見事!
 まだ円盤はないので原作小説貼っときやす。

アニメ

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか全13話
(原作:大森藤ノ、制作:J.C.STAFF
 随分と前に知人に薦められていたことを唐突に思い出して視聴。
 主人公は駆け出し冒険者なので見せ場をどう作るのかなと思っていたのですが、
 例えば装備が新しくなることのワクワクやミノタウロスと必死に戦うシーン、
 レベルアップやスキル習得に一喜一憂する姿など、
 RPG的な喜びがレアスキル「リアリス・フレーゼ」による
 急成長の中に色々詰まっていて結構面白かったです。
 (最終話は結構唐突な展開だったけど)
 まあ持ってる能力はかなりチートなんだけど、
 必ず苦戦するチートというか、サイヤ人的能力というか、
 そういう設定的な上手さが光る作品でしたね。
 あとなんだかんだ神様が可愛い。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ全12話
(原作:大森藤ノ、制作:J.C.STAFF
 続きでござる。
 OP見ていてふと思ったのだが、どことなくサモンナイト的空気感があるかも。
 お人よしの主人公と、その主人公に惹かれた仲間が次々と集う感じがね。
 しかしⅠと違ってダンジョン探索はほとんど話に関わりがなく、
 もっぱら神様同士もといファミリア同士の抗争に終始しており、
 終わり方も正直惹きには欠ける感じだったので、
 そういう意味では冒険者らしいエピソードがメインだったⅠの方が
 個人的には面白かったかなあという印象でした。

マンガ

進撃の巨人32巻(作者:諫山創
 アニメがFinalSeasonらしいですが、もう終わるってことなのか?
 確かに終わりそうな流れではあるが……。
 エレンの真意が分かる前巻までの流れは面白かったが、
 今回の巻はちょっと勢いが停滞しちゃってる感があるかも。
 でもここまできたからには最後まで見届けたいですね。

僕のヒーローアカデミア28巻(作者:堀越耕平
 うーん、圧倒的絶望感……。
 シャーマンキングのハオ様を思い出すぜ(世代がバレる
 主人公が大きすぎる能力を扱えない=まだ強化の余地を残しているので、
 こっからどう立ち向かっていくか、次巻も楽しみですね。

ゴールデンカムイ23巻(作者:野田サトル
 登場人物が増え過ぎたかな、ストーリーの進みがちと遅くなってるかも。
 でもいいところで終わっちゃったしやっぱ続きが気になるなあ。
 面白いんだけど悲しいのは、この作品は魅力的なキャラがいっぱいいるけど、
 思いがけないタイミングであっさり死んでいくこともままあるということ。
 でもだからこそ面白いってことでもあって……ジレンマ!

・ブルーピリオド1~8巻(作者:山口つばさ)
 めちゃくちゃおもすれ~~~!!!!!
 ひょんなきっかけから高校三年間近になって美術の道を志すと決めた少年と、
 芸大受験等の過程で彼が出会うたくさんの人々を描いた群像劇なんですが、
 美術というものをある程度技術的に解説してもらえるのも面白いし、
 どのキャラクターもとても魅力的(お気に入りはユカちゃん)。
 何より創作で生きることを一度でも本気で志したことのある者なら
 多くの人が経験するであろう、歓喜・苦悩・挫折・焦燥感に満ち溢れた物語には
 強烈に感情を揺り動かされるものがありますね。オススメ!

本(小説)

・四畳半タイムマシンブルース(作者:森見登美彦
 四畳半神話大系の続編的扱いの長編小説。
 最後まで読んだら別の名前で原案の記載もあったので、
 アイディアはその人がやって書いたのはもりみーってことなんだろうか。
 正直四畳半神話大系の続編を書く必要はあまり感じなかったので、
 そう言われれば納得出来る気もする。
 時間旅行による弊害を軸にしたストーリー展開は面白かったが、
 やはり太陽の塔四畳半神話大系の頃の突き抜け方はなくて、
 よくも悪くも昔程バカバカしくなかったのがちょっと寂しくもあった。
 まあただの思い出補正に過ぎないのかもしれないけど……。

本(小説以外)

・独習Git(作者:Rick Umali、訳者:吉川邦夫
 いい加減ちゃんと覚えるか、と思って読んでみました。
 海外の翻訳物なので、どうしても文章がすっと入りにくいところはあるが、
 だいたい一章につき一時間で読めるように
 意図的に区切られている点は非常にありがたかった。
 TeamFoundationServerだとどうしてもサーバーが必要になるので、
 今後の共同制作ではGit(とGitHub)をうまく活用していきたいところである。

独習Git

独習Git