2020年12月感想まとめ
映画
恋は雨上がりのように(監督:永井聡、主演:小松菜奈)
Youtube垂れ流してる時に
この映画の主題歌「フロントメモリー」が流れてきて(いい曲です)、
見てみようかなと思った映画。
何か特別なことが起きる訳ではないんだけど、
基本的にはとても丁寧に描かれていて気持ちの良い終わり方だった。
主演の小松菜奈はとにかく可愛かったし(特に部屋着やばいな!)、
むすっとした表情がデフォの恋に実直にイケイケな女の子というのも
自分はあまり見たことがなかったので何だか新鮮な感じがした。
ただところどころ極端過ぎて逆に白けてしまう場面があり、
特に終盤のとあるシーンでは「ええ、首でござるかー!?」と
思わず突っ込んでしまった……もっと他に伝え方はなかったのだろうか。
変態仮面(原作:あんど慶周、監督:福田雄一、主演:鈴木亮平)
見よう見ようと思ってそのままになってたんですが、
話題から随分遅れてようやく見ることが出来ました。
まあ最初から最後まで意図的かつ本気のB級映画ですね。
役者の頑張りが色んな意味で凄すぎてやばいっす(笑)。
変態仮面VS偽変態仮面はあまりにも濃厚過ぎて、
この二人(鈴木亮平と安田顕)にしか出来ないわなあ。
まあでも一本で十分お腹いっぱいになったので、
Ⅱは見ない……気がします('ω')
アニメ
鬼滅の刃 全24話(原作:吾峠呼世晴、制作:ufotable)
遅ればせながら話題のアニメ「鬼滅の刃」を全話見ました。
最初はどうかなと思ったけど、第四話ぐらいから止まらなくなりましたね。
アニメーションとしての出来も凄くいいし(十九話とか映画かよと思った)、
魅力的なキャラクターに彩られたストーリーもとても面白かったです。
お気に入りのキャラクターは善逸かな、声優さんの演技も素晴らしかった。
それにしてもサクナヒメといい、今年は和風作品が話題になりましたね。
和風作品の魅力は自分もよくわかるけど、いざ作るとなると大変なんすよねえ。
ひとまず続きが気になるので、原作買おうかな。
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Dr.STONE 全24話(原作:稲垣理一郎 / Boichi、制作:TMS/8PAN)
正直絵柄があまり自分の好みではないので、
人に薦められなければ見ることはなかったであろう本作。
やべえ、面白れえ(興奮
ストーリー展開や伏線がよく出来ているし、
どこまで現実的なのは詳しくないから全然わからないけど、
少なくとも素人目には十分な説得力があってとても楽しい。
何より、子供達が科学というものに興味を持てるであろう
展開・構成は非常に好感が持てます。
自分の世代でいえばヒカルの碁やテニスの王子様のような、
これをきっかけとした世代の台頭に繋がって欲しいですね。
こちらも第二期が楽しみです。
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マンガ
チェイサーゲーム 5巻(原作:松山洋、作画:松島幸太朗)
主人公の歪みと、ままならない現実とのぶつかり合いが見えてきて、
ぐぐーっと面白くなってきた!
久井田が退職してしまったのは何だか悲しいけれど、
実際ゲーム作りは何となくの熱量では成し遂げられないのだ、と
フリーゲームを作っていてさえ思うのだからプロは余計大変だろう。
実際自分の職場(ゲームとは無関係)にも、
別段この仕事好きじゃないんだろうなーという人は多いというかたぶん九割。
普通の仕事の多くは割り切って続けることも出来るけど、
クリエイティブな仕事は割り切りでは続かないってことかねえ。
何はともあれ、この物語がどこへ辿り着くのか、続きが楽しみ!
鬼滅の刃 全23巻(作者:吾峠呼世晴)
アニメが面白かったので原作も一気に読んじゃいました。
最初の数巻はコマ割りがあまり上手ではないというか、
アニメに比べると迫力に欠ける場面もままあった印象ですが、
それ以降(柱が出てくる辺りから)は
きちんと動きのふり幅が感じ取れる描き方にになっていて、
最後までノンストップで楽しめました。
死にキャラがいない、どのキャラも魅力に溢れているのがすごいですね。
そしてそんな中での最終決戦、まっこと熱かった!
もう少し長く続けようと思えば続けられたとは思いますが、
名残惜しいくらいがちょうどいいとも言います。
だらけることなく隅々まで面白かった!
ゴールデンカムイ 24巻(作者:野田サトル)
相変わらず一筋縄じゃいかねえ連中ばっかりだぜ!(誉め言葉
それにしても一気に入れ墨のキャラ増えたなあ。
なんだかんだと少しずつ終わりに近づきつつあるということなんだろうか。
登場人物みんな魅力的だからわりとみんな幸せになって欲しいと
願っているのだけれど、このマンガそんなに甘くないから
ハラハラドキドキ、次巻を待つ!
本(小説以外)
最高の体調 ACTIVE HEALTH(作者:鈴木祐)
進化医学の観点と過去の実験・論文から
科学的に現代が抱える文明病の原因と対策を分析し、
生きやすい環境を作る、ひいては最高の体調を作ろうという趣旨の本。
まあこの手の本は根拠となるエビデンスも
さも信憑性があるかのように語ってしまえばそれっぽくなるし、
科学的アプローチは研究が進むと意見が180度変わることもよくあるので、
あんまり鵜呑みにしてはいけないとは常々思う。
が、この本は「そう上手くはいかないですよね。なので……」と
二段階のアプローチを示してくれているので、
そこが逆に説得力を高めているのかなと感じました。
文章力が高く、無駄のない論理的な記述ですらすら読めるので、
単純に雑学本として読んでも十分楽しめるかもしれない。