2021年3月感想まとめ

映画

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||(制作:カラー、監督:庵野秀明

公開初日の朝一で、終わりを見届けてきました。
自分が小学生ぐらいの頃にTVアニメ版の最終話辺りを見て、
「なんだこりゃ」とスルーしていたにもかかわらず中学でドハマリし、
二次創作を読み漁ってついには自分で二次創作を書き始め、
新劇場版も含めてすべてのエヴァンゲリオンを見てきた身としては、
とても感慨深いものがあります。
ネタバレになるので細かいことは言えませんが、
自分としてはよい終わりだったかなと思っています。
ありがとう。そしてさようなら、すべてのエヴァンゲリオン

ドラマ

BORDER 贖罪(脚本:金城一紀、主演:小栗旬

最初のドラマがまあまあ面白くて見てたんだけど、
ドラマの最終話がすごく中途半端な終わりだったので、
いつか続きやるんだろうなーと思いながら忘れ去っていた作品。
続編にあたるスペシャルドラマなので100分程度と映画ぐらいの長さなのですが、
とにかく出てる俳優さんがすんばらしいラインナップなのよね。
特に滝藤さん・浜野さん・野間口さんの裏組織メンバーズは
僕の好きな名脇役の方々をかき集めたような並びなので嬉しい限り。
ただ、作品はかなり重いし終わらせ方も結局うーんっていう感じだったので、
一般ウケはしないわなあというのが正直なところ。
まあでもきちんと終わりを見届けられてよかったです。

BORDER 贖罪/衝動 [DVD]

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  • 発売日: 2018/02/23
  • メディア: DVD

プリズン・ブレイク シーズン1全話(主演:ウェントワース・ミラー

久しぶりに海外ドラマ見てみるか、と思って
面白いとあちこちで聞いていた本作を今更見始めました。
確かに、めっちゃ面白い!!!!
そして主演のウェントワース・ミラー格好良すぎ。
俺の中のイケメンスカウターがミリ秒でぶっ壊れたわ。
自ら設計に関わった監獄の設計図をタトゥーとして全身に掘り込み、
無実の罪で投獄・死刑になろうとしている兄を救うため、
知略をもってして謀略と陰謀に立ち向かうストーリー展開は
ドキドキハラハラと息を吐かせぬものがあり、見応えバッチリ。
ただし海外ドラマあるあるですがシーズン1では完結しないので、
その覚悟は持っておいた方がいいかも……。

プリズン・ブレイク シーズン2全話(主演:ウェントワース・ミラー

ここまで長い話数設定になるとさすがにだれるかなと危惧していた
シーズン2ですが、こっちも失速せずに普通に面白いですね。
ただ、別にこのシーズン2で終わってよかったんじゃないかなーという
思いも個人的にはありますね、正直。
シーズン1・2は必然の展開だったけど、どうもシーズン3への繋ぎを見ると、
続けるために無理やり今までなかった要素を足した感じがするんですよね。
まあ面白さの勢いのまま見ようとは思ってはいるのですが、
さすがにシーズン3からは微妙になる可能性があるなあと恐れてはいます。
まあそこは見てみてのお楽しみですね。

アニメ

呪術廻戦 第15~24話(原作:芥見下々、制作:MAPPA

突然の野球回! やはり野球回があるアニメは名作と言いたいとこですが、
さすがにこのジンクスがそこそこ有名である以上、
これは原作側が意図的に仕掛けてきたんじゃないかなと勝手に思っています。
まあでも実際やっぱり面白かったからよし!
京都姉妹校側のキャラクターも皆魅力的だし、先輩方は格好いいし、
鬼滅の刃とは違ったベクトルで見ていて飽きることないです。
ただ、シーズン1区切りのポイントはちょっと微妙だったというか、
続きを気にさせる終わり方ではなかったなあ。
まあそれでも続きはきっと見ると思う。そう思わせてくれる作品でした。

Dr.STONE 第二部 「STONE WARS」 第8~11話(原作:稲垣理一郎 / Boichi、制作:TMS/8PAN)

悪くはない。悪くはないのだが……。
司の話は伏線とかあったのだろうか。
確かに司というキャラクターがばんばんテレビ出演していたことには
違和感があるかもしれないが、伏線としてはいささか弱い気がする。
少なくとも自分の記憶では伏線らしい伏線はなかった気がするので、
すごい突然シナリオ誘導のための設定ぶっこんできたなというのが正直な感想。
やはり第一部と比べると化学的な面白さも弱くなっているので、
盛り上がり切らないまま終わってしまったなあという印象でした。
いや、普通に面白いんだけどね……いかんせん第一部が面白すぎた。

第1話 STONE WARS BEGINNING

第1話 STONE WARS BEGINNING

  • 発売日: 2021/01/15
  • メディア: Prime Video

マンガ

ダンジョン飯 10巻(作者:九井諒子

いよいよ狂乱の魔術師との対決回でした。
次回で終わりそうな空気感だが、どうなんだろう。
マルシルの願いも含め、今回はマルシルエピソードが多くてよかったです。
マルシル可愛い!

ダンジョン飯 10巻 (HARTA COMIX)

ダンジョン飯 10巻 (HARTA COMIX)

よつばと! 15巻(作者:あずまきよひこ

正直もう続きは出ないものと思ってましたわ(死
三年振りの新刊ということで、久々に読んだんですが、
まあ日常物なので特に繋がりとか覚えてなくても全然問題ないですね。
終わりのないのが終わり状態の作品ではあるんですが、
よつばももうすぐ小学生にあがるということで、
どこまで作者様がこの日常を描いていくつもりなのかで
本当の終わりは変わってきそう。
とりあえず出来れば一年に一冊ぐらいのペースでおなしゃす('ω')

よつばと!(15) (電撃コミックス)

よつばと!(15) (電撃コミックス)

ゴールデンカムイ25巻(作者:野田サトル

入れ墨の囚人集まりまくっている話の続き。
散らばっていたメンバーも続々集まってきたのはいいのだが、
その分今回はあまり話が進まなかったような印象もある。
キロランケ達と旅していた頃が一番好きだったせいもありそうだけど、
ちょっと話を読み進めたくなる気持ちが弱くなってきてるかも。

ブルーロック 13巻(作者:金城宗幸 / ノ村優介)

いよいよU20代表戦なので、久しぶりに11:11の試合が見れます!
というとサッカーマンガとしてどうなんだという気もしますが(笑)、
内容はやっぱり面白いです。
ついに糸師冴も本筋に絡みますしね、続きに期待!

本(小説)

推し、燃ゆ(作者:宇佐見りん)

芥川賞を受賞した本作。
推しのアイドルが炎上してしまったという、
現代ならではのシチュエーションをもとに、
今を生きる若い女性の一面に焦点を当てた作品。
生々しさや文章の熱量はただならぬものがあるのですが、
話がめちゃくちゃ面白くて惹き込まれるかっていうと、
うーん、という感じ。
もしかしたら同じくアイドルや声優のファンで追いかけているという
人にとっては物凄く共感に満ち溢れた物語なのかもしれないけど、
自分にとっては驚きとも共感とも遠く、
なんとも中途半端な距離感のまま終わってしまった物語でした。
あと本編が125Pしかないのに1400円取るっていうのは
いくらなんでも芥川賞にかこつけてあくどすぎやしないかい?

推し、燃ゆ

推し、燃ゆ

さよならの言い方なんて知らない。 5巻(作者:河野裕

いよいよ本作の舞台と隠され続けてきた秘密が明かされました。
驚きといえば驚きだけど、河野さんらしいといえば河野さんらしい、かな。
そして挑戦するテーマ性については実に河野さんらしい。
ある意味ではこの物語そのものがメタファーになりうるような構成だ。
とりあえず読み終えてようやく、
「表紙の女の子は冬馬美咲だったのか」と理解しました。
恐らく次巻かその次ぐらいに完結するのかなと思うのですが、
香屋歩がヒーローになることでどんな証明を果たし、
ゼロ番目のイドラをどう導き出すのか、
気長に続きを待ちたいと思います。

昨日星を探した言い訳(作者:河野裕

一時期、新潮のWebサイトでずっと無料公開・定期更新されていて、
毎日楽しみにしながらサイトをチェックしていた本作。
まあさすがに商業だからか、最後の方はWebサイトでは公開されず、
続きは本で読んでね的構成になっていたので、
ようやく終わりを見届けることが出来ました。
といっても結構期間が空いてしまったので最初から読み直しましたが、
実に河野先生らしい作品でしたね。
「いなくなれ、群青」程にはヒロインを信仰の対象とはしていないけど、
それでも美しさとか強さとか、あるいは弱ささえも含めて、
茅森という女の子の純粋性はいつもの河野節という感じでした。
ただ、キャラクター達が自分達で「恋人になるだろう」と明言するのは、
河野先生の作品では非常にレア。いつもは「そういう関係じゃない」と
彼らの中では整理されていることが多いので。
そういう意味ではまさに河野先生が挑んだ直球な「恋愛小説」という
ことになるのかもしれない。
星空の下、トランシーバーを握り締める女の子というのはとても象徴的で、
この表紙も含め、僕にとってはとても印象深い作品だったかなと思います。

エイプリルラブストーリー制作小話

宣伝

「ティラノゲームフェス2016メンバーズコレクション」はティラノゲームフェス2016というイベントの参加者にお声かけして作ったノベルゲーム短編集です。

僕が「この作者様の作る物語や言葉って素敵やなあ」と思う人に声をかけ、その作者様らしい色に溢れた作品が集まったものなので、自分にとってはカラフルな花束のようなイメージ。

どうか手に取っていただき、お気に入りの作品が見つかれば幸いです。
(ダウンロード不要でブラウザでそのままプレイできます)

novelgame.jp

エイプリルラブストーリーとは

エイプリルラブストーリーというのは、上記短編集に組み込むために書き下ろした自作のことです。

4月というのが作中でもポイントとなる作品なので、毎年この季節になると宣伝させてもらっています。

自分としてはとても楽しく書くことが出来たお気に入りの作品なので、こちらもよろしければ読んでみてください。だいたい30分ちょいで読めると思います。ご感想などいただけるととても嬉しいです。
というかここから先はネタバレ込みなので、まだ読んでないよ! という方は回れ右でお願いします(白目)。

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こんな作品(30~40分ぐらいで読めると思います)

制作小話

ゲーム版にはない台詞

もう公開してから4年近く経とうとしているので制作小話というのも今更な感じではありますが。

新PCに移行してから小説版(というと大仰かな。ワードで書いたバージョン)のエイプリルラブストーリーを長らく紛失していたのですが、ついこの間ひょんなきっかけで小説版を手元に戻すことが出来ました。

んで久しぶりにぱっと読み返してみたんですが、最後の日に、ゲーム版にはないこんな台詞が入ってました。

「だから君は立ち止まらず、心の望むがままに生きろ」

あれ俺、ゲーム版作るにあたってこの台詞削ったんだ、というのが結構意外でした。

まあこれにはいちおう理由があって、ゲーム版を作るにあたって全体的にあちこち文章は削っているんですね。というのも本作は日記調というスタイルであること、一日の日記ページ数が長いとだれそうという予感があったことから、実プレイ画面においても最大で2ページまでという制限をかけた訳です(そういう構成の日記を書いているというイメージ)。

だから実際のところ、他にも小説版にしかない文章というものは存在するんですが、基本的には細かい描写の排除だったり長い表現を端的に変更したりという対応だったはずなんですよ。だから台詞そのものをカットするというのは、ましてや主人公である僕君の彼女に対するスタンス、あるいは生き方そのものを表すような台詞をカットしていた、というのは不思議な感じがするなあと。

まあ今となっては意図的にカットしたのか、単純に移植作業中に入れ忘れたのかさえ定かではありませんが(死)。

ちょっと新鮮な発見だったので、面白かったです。果たしてこの台詞があった方がよかったのか、ない方がよかったのか、それは読んでいただいた皆様のご想像にお任せします。

世界の終わりと墓標

エイプリルラブストーリーは高校の時に書いた(と思う。うろ覚えだが)「世界の終わりと墓標」という短編のエッセンスを取り込んでいます。

「世界の終わりと墓標」という作品は、自分達を取り巻く現実という世界の果てに辿り着いて、そこで子供である自分達のお墓を作って引き返すという話だったんですが、今ならそれを超えていく風景を書けるかもしれないなあ、と思って取り込んだ記憶があります。

「サマー・ロビン・ガール」も高校の時に書いた「ロビン・ガール」という短編に対する、いちおう年齢的には大人になった僕からのアンサーのような作品として書いたものだったので、僕はそういう切り口で物を書くことがしばしばあるんだな、とぼんやり思ったりもする今日この頃です。

カレー

作中で出てくるチキンカレーのレシピは僕が実際に当時のバイト先の人に教わったもので、材料もいただいて作ったのですがめっちゃうまかったです。でも同じ材料(に該当するもの。まったく同じではない)を揃えたはずなのに、それ以降再現出来ていません(死)。誰か上手な作り方教えて(´;ω;`)

空白のページ

ゲーム終盤に空白のページが出てきますが、改めて読み返してもこの空白のページを入れたのはスーパーナイス演出ですね(自画自賛)。

日記を読む彼女の心理的必然性を思えば、不可欠なものであると考えています。あのページなしで最後のページがあったら、それはただ物語の為だけに存在する日記になってしまう気がするので、この日記を実際に読んでいるというリアリティはあの空白のページにこそ詰まっているように感じます。グッド!(褒められたいので自分で褒めていくスタイル)

致命的なミス

見返してみたら致命的なミスがありました(褒めたあとで落とすスタイル)。

何かフォローの単語とか入ってないかなと思ったけどなかった……いや、フォローが仮に入っていたとしても許容出来るかどうか……。気づく人は気づくかもしれないけど、物語の空気的に気づかれなさそうなので、気づいた方は生温かい目でスルーしてやってくださいヽ( ´ー`)ノ

ネーミングセンス

僕が書くヒロインはネーミングセンスに難ありという設定を持っていることが多いことに気づきました(死)。

「猫になりたい」もそうだし、本作もそうだし、そもそもしらたきという名前の猫を出したのは随分前にあってそこから既に……(遠い目)。

なんだろう、致命的な痛みにはならないけどその人なりの弱点みたいなものを表したい時につい使ってしまうのかもしれない。でも個人的に「しらたき」という名前の猫というのはとてもいいと思いますです、はい。おくゆかしい感じがする。好き。

ノベルゲームとしての表現

本作はノベルゲームにしてよかった作品だと思っています。小説版も悪くはないんですが、下記の点でゲーム版の方が優れているなと。結果、読後感がだいぶ違うというのが個人的な印象です。

  • ページをめくる音があることで臨場感が増す。
  • 日記という性質上、必要最低限の情報しか書けないので、背景画像を入れられると情報補完が出来る。
  • BGMが感情の起伏を上手に盛り上げてくれる。

小説サイト運営時代から大変お世話になっていますが、やはり「水珠」様の写真はとても心を惹きつけるものがあって僕は好きです。

shirayuki.saiin.net

「君の音。」様のピアノもいつもお世話になっています。ゲームとして考えるとループが難しいものが多いのでBGMとしては使いにくい場面もしばしばあるのですが、それでも強く心を揺り動かしてくれる旋律は唯一無二なので、ここぞという場面ではお借りした楽曲を使わせていただくことが多いですね。

flower-prayer.com

いわゆるフリーゲームはやはり色んな方の力があって初めて成立することがほとんどなので、とてもありがたい限りです。この場を借りて改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。

物語における善悪

ここ数年はあまり善悪の話は書かないようにしています。結局それを「よい」か「悪い」で表現してしまうと、説教じみたものになるし、押しつけがましくなるので。

だからまあ、なるべくそのキャラクターがどう生きたのか、どう生きたいのか、を描くようにしています。本作もそういう感じ。彼らの生き方を気持ち悪いと感じる人もいるだろうし、理解出来ないという人もいるだろうし、同情する人もいるだろうし、あるいは反対に憧れるような人もいるかもしれない。

ただ、彼らはこういう風に生きたよ、というところまでを書く。そこから先は僕が表すべきことじゃない。

例えば、それって幸せだよねって書いた瞬間、物語である意義を失ってしまうように感じる。そもそも彼らが幸せなのかどうかは僕にはわからない。やっぱりそれは僕が決めることではないように思う。それを決める言葉を書いてしまった瞬間、それはもう彼らの話じゃなくて作者の主張になってしまう感じがする。そういうのは物語じゃなくて論文でやればいい。もし幸せであると信じる話だったとしても、それはそれが幸せであると信じているキャラクターを書くべきであって、幸せであると断じる物語を書くべきではない。

昔は自分が「いい」と思ったことが「いい」として伝わって欲しいという気持ちがあったんですけどね。これは果たして成長なのか、それとも単なる老いなのか。

まあそんなことを思いながら新作どうしようかなと悩む今日この頃です。にんじん色の髪の女の子と、神様嫌いな男の子の話にいい加減決着をつけたいんだけど、なかなかストーリーの整理が追い付かないっす。
とまあ、もう制作小話と関係なくなってきたのでここいらで終わっときましょう。

ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。

2021年1・2月感想まとめ

アニメ

呪術廻戦 第1~14話(原作:芥見下々、制作:MAPPA

のっけからいきなりおもしれー!
作品のベクトルはペルソナ的な感じ。
登場人物の死を重く描いており、心理描写も弱さや情けなさを丁寧に描いてくれてるけど、
だからこそ軽快な掛け合いや真っすぐな主人公の精神が非常に活きていて、
とてもバランスのよい作品だなと思う。
何よりちゃんとした大人がいて、子供達を導いてくれてるのが心強い。
鬼滅みたいにアニメを最後まで見終えたらマンガの方も買っちゃうかもなあ。

Dr.STONE 第二部 「STONE WARS」 第1~7話(原作:稲垣理一郎 / Boichi、制作:TMS/8PAN)

第一部から引き続き視聴中。
第一部と違って既にある程度化学技術が進歩しているので、
そこら辺の盛り上がりは難しいだろうなーと見る前から思っていたのですが、
演出や工夫でそこら辺も盛り上げようと頑張っていて、普通に面白いです。
まあやっぱり第一部と比べると若干落ちる気はしますが……、
実際この手の作品で技術や成長がある程度進んでから
さらに物語を盛り上げるのってどうすればいいんだろう。難しい問題だなあ。

マンガ

ブルーピリオド 9巻(作者:山口つばさ)

8巻の時は受験という目標がなくなったことで
ちょっと勢い失くしたかなと思ったのですが、
9巻面白い! しかもいいところで終わる、10巻はよ~!
結局芸術とか創作の道って根拠なき才能への自信と絶望の連続なんですよね。
だからこそ、この作品は真摯だし、勇気づけられるものがあるように思う。

ブルーロック 1~12巻(作者:金城宗幸 / ノ村優介)

とんでも設定であることを事前に知っていたので、
一時期買うのを躊躇していたのですが、意を決して買いました。
結論から言うと、めっちゃ面白い! ていうかわかりみに溢れている!
サッカーファンなら心の中で一度は思ったことがありそうな気持ちや
サッカーに限らず何らかの競技やったことある人ならわかるであろう、
頂点を目指すということがどういうことなのかをがっつり描いてくれてるので、
個性的なキャラクターも相まってとても面白いです。
中田英寿本田圭佑との対談でエゴについて語っていた話があって、
それがドストライクにこの作品のテーマを表している内容だったので、
とんでも設定ではあるけど、内容や方向性には強く説得力が感じられる、
というのが自分のこの作品に対する捉え方ですね。続き楽しみ。

進撃の巨人 33巻(作者:諫山創

次でラスト。いよいよラスト。
物語の展開上、恐らくこうなるだろうという結末の方向性は、
皆何となく想像出来ていると思うので、そういう意味では、
どう終わるのか、ではなく、その終わりをもって何をもたらすのか、
という観点で最後まで見届けたいなと思っています。

銃夢 全9巻(作者:木城ゆきと

SFでは有名らしく、ハリウッドで映画化もされていた本作。
退廃的な世界の中、
空中に浮かぶ都市ザレムとその足元に広がるクズ鉄町を舞台として、
記憶を失った義体の少女が自らの過去や世界の在り様と向き合う作品。
何か出版側と色々揉めた関係で不自然な終わりを迎えたようですが、
自分が読んだのはリニューアル版だったので、
続編のLastOrderに繋がるような終わり方になっています。
作品の方向性やある種のグロテスクさはAKIRAとかに通じるものがあって、
懐かしい時代の匂いがする気がしました。
SF的な説得力という意味ではすごく練り込まれていて面白いのですが、
ストーリー展開的には本作より続編の方が面白いかも。

銃夢(1)

銃夢(1)

銃夢 LastOrder 全12巻(作者:木城ゆきと

という訳で続編のLastOrderです。
こっちの方が主人公の目的がはっきりしていたり、
宇宙に飛び出したことでこの世界がどうしてこんな風に形作られたのかが
ある程度見えるようになっていたりして、興味を持ちやすい感じはしました。
特にカエルラさんは格好いいしストーリーもよかったのでお気に入り。
ただ、戦闘力のインフレが凄すぎたせいなのか、後半は謎の空手推しが始まり、
戦闘描写はとんでも異空間パッションバトルと化すので、
そこら辺のリアリティは前作の方があったかもしれない。
さらに続編の銃夢火星戦記が現在連載中らしいのですが、
LastOrderがわりかし綺麗に物語を閉じてくれたものだから、
ここまで来たからには読もうかなー、どうしようかなーと思案中。

本(小説)

元彼の遺言状(作者:荒川帆立)

『このミステリーが凄い!』大賞受賞作だそうです。
最近kindleで買ってばかりだったのでご無沙汰だった本屋で見かけたので購入。
死亡した元彼が、
自分を殺した犯人に遺産を相続するという謎の遺言状を残したことから始まる本作。
自分が犯人であると名乗り出る人間が続出する中、
とある人物が犯人であることを証明するための代理弁護人となった主人公が
結果的に元彼の謎の遺言の理由と彼を殺した犯人を探し出していくというストーリー。
この主人公の女性弁護士がとにかく癖のある高慢キャラクターなのですが、
そういう、人にはちょっと嫌われそうなキャラクターをうまく消化しているのが凄い。
そういう彼女にも痛みや挫折や悲しみがあり、それが物語の展開に影響を与えることで
思わぬところからこの事件の別の面が見えてくるという構成はお見事。
ただ文章自体に色があるタイプではないので、かなりさらっと読めてしまったことから、
面白くはあったけど、
記憶に残る作品かと言われると難しいというのが正直なところかも。

元彼の遺言状

元彼の遺言状

新年あけましておめでとうございます

目標立ててもなかなか全部はうまくいかないんですけど、それでも立てないよりはまあ立てた方が、そのうちのいくつかは達成出来るので、今年の目標はこんな予定です。

  • Akashic-Engineでミニゲームを2つ以上完成させる(TypeScriptの勉強・実践も兼ねる)
  • ウディタでアクションゲームをひとつ以上完成させる(土台となるコモン群は作成済)
  • Unityで対戦型の3Dゲームを完成させる(シェーダー言語とかやれるなら触ってみたい)
  • カクヨムで長編をひとつ以上、連載・完結させる(リメイクはなしで、完全新作)
  • GitHubの活用(アカウント作ったまま放置状態なので……)

こんなところですかね。果たしていくつぐらい達成できるか。
それは2022年を迎えようとする年越し前の未来の僕が報告してくれることでしょう。

いい加減停滞してるホームページも動かさなくちゃなあとか、ブログももう少し定期的に更新したいなあと思いつつ、まあまずは健康第一ですね。健康でないと何も出来ません。去年はそれを痛感する一年だったので、今年はなるべく健康に……といいつつ年始から既に若干風邪気味ですが。

なにはともあれ、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

2020年12月感想まとめ

映画

恋は雨上がりのように(監督:永井聡、主演:小松菜奈

 Youtube垂れ流してる時に
 この映画の主題歌「フロントメモリー」が流れてきて(いい曲です)、
 見てみようかなと思った映画。
 何か特別なことが起きる訳ではないんだけど、
 基本的にはとても丁寧に描かれていて気持ちの良い終わり方だった。
 主演の小松菜奈はとにかく可愛かったし(特に部屋着やばいな!)、
 むすっとした表情がデフォの恋に実直にイケイケな女の子というのも
 自分はあまり見たことがなかったので何だか新鮮な感じがした。
 ただところどころ極端過ぎて逆に白けてしまう場面があり、
 特に終盤のとあるシーンでは「ええ、首でござるかー!?」と
 思わず突っ込んでしまった……もっと他に伝え方はなかったのだろうか。

恋は雨上がりのように

恋は雨上がりのように

  • 発売日: 2018/11/21
  • メディア: Prime Video

変態仮面(原作:あんど慶周、監督:福田雄一、主演:鈴木亮平

 見よう見ようと思ってそのままになってたんですが、
 話題から随分遅れてようやく見ることが出来ました。
 まあ最初から最後まで意図的かつ本気のB級映画ですね。
 役者の頑張りが色んな意味で凄すぎてやばいっす(笑)。
 変態仮面VS偽変態仮面はあまりにも濃厚過ぎて、
 この二人(鈴木亮平安田顕)にしか出来ないわなあ。
 まあでも一本で十分お腹いっぱいになったので、
 Ⅱは見ない……気がします('ω')

HK/変態仮面

HK/変態仮面

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video

アニメ

鬼滅の刃 全24話(原作:吾峠呼世晴、制作:ufotable

 遅ればせながら話題のアニメ「鬼滅の刃」を全話見ました。
 最初はどうかなと思ったけど、第四話ぐらいから止まらなくなりましたね。
 アニメーションとしての出来も凄くいいし(十九話とか映画かよと思った)、
 魅力的なキャラクターに彩られたストーリーもとても面白かったです。
 お気に入りのキャラクターは善逸かな、声優さんの演技も素晴らしかった。
 それにしてもサクナヒメといい、今年は和風作品が話題になりましたね。
 和風作品の魅力は自分もよくわかるけど、いざ作るとなると大変なんすよねえ。
 ひとまず続きが気になるので、原作買おうかな。

Dr.STONE 全24話(原作:稲垣理一郎 / Boichi、制作:TMS/8PAN)

 正直絵柄があまり自分の好みではないので、
 人に薦められなければ見ることはなかったであろう本作。
 やべえ、面白れえ(興奮
 ストーリー展開や伏線がよく出来ているし、
 どこまで現実的なのは詳しくないから全然わからないけど、
 少なくとも素人目には十分な説得力があってとても楽しい。
 何より、子供達が科学というものに興味を持てるであろう
 展開・構成は非常に好感が持てます。
 自分の世代でいえばヒカルの碁テニスの王子様のような、
 これをきっかけとした世代の台頭に繋がって欲しいですね。
 こちらも第二期が楽しみです。

マンガ

チェイサーゲーム 5巻(原作:松山洋、作画:松島幸太朗

 主人公の歪みと、ままならない現実とのぶつかり合いが見えてきて、
 ぐぐーっと面白くなってきた!
 久井田が退職してしまったのは何だか悲しいけれど、
 実際ゲーム作りは何となくの熱量では成し遂げられないのだ、と
 フリーゲームを作っていてさえ思うのだからプロは余計大変だろう。
 実際自分の職場(ゲームとは無関係)にも、
 別段この仕事好きじゃないんだろうなーという人は多いというかたぶん九割。
 普通の仕事の多くは割り切って続けることも出来るけど、
 クリエイティブな仕事は割り切りでは続かないってことかねえ。
 何はともあれ、この物語がどこへ辿り着くのか、続きが楽しみ!

チェイサーゲーム(5)

チェイサーゲーム(5)

鬼滅の刃 全23巻(作者:吾峠呼世晴

 アニメが面白かったので原作も一気に読んじゃいました。
 最初の数巻はコマ割りがあまり上手ではないというか、
 アニメに比べると迫力に欠ける場面もままあった印象ですが、
 それ以降(柱が出てくる辺りから)は
 きちんと動きのふり幅が感じ取れる描き方にになっていて、
 最後までノンストップで楽しめました。
 死にキャラがいない、どのキャラも魅力に溢れているのがすごいですね。
 そしてそんな中での最終決戦、まっこと熱かった!
 もう少し長く続けようと思えば続けられたとは思いますが、
 名残惜しいくらいがちょうどいいとも言います。
 だらけることなく隅々まで面白かった!

ゴールデンカムイ 24巻(作者:野田サトル

 相変わらず一筋縄じゃいかねえ連中ばっかりだぜ!(誉め言葉
 それにしても一気に入れ墨のキャラ増えたなあ。
 なんだかんだと少しずつ終わりに近づきつつあるということなんだろうか。
 登場人物みんな魅力的だからわりとみんな幸せになって欲しいと
 願っているのだけれど、このマンガそんなに甘くないから
 ハラハラドキドキ、次巻を待つ!

本(小説以外)

最高の体調 ACTIVE HEALTH(作者:鈴木祐)

 進化医学の観点と過去の実験・論文から
 科学的に現代が抱える文明病の原因と対策を分析し、
 生きやすい環境を作る、ひいては最高の体調を作ろうという趣旨の本。
 まあこの手の本は根拠となるエビデンス
 さも信憑性があるかのように語ってしまえばそれっぽくなるし、
 科学的アプローチは研究が進むと意見が180度変わることもよくあるので、
 あんまり鵜呑みにしてはいけないとは常々思う。
 が、この本は「そう上手くはいかないですよね。なので……」と
 二段階のアプローチを示してくれているので、
 そこが逆に説得力を高めているのかなと感じました。
 文章力が高く、無駄のない論理的な記述ですらすら読めるので、
 単純に雑学本として読んでも十分楽しめるかもしれない。

最高の体調 ACTIVE HEALTH

最高の体調 ACTIVE HEALTH