2021年5月感想まとめ

映画

ジョン・ウィック(監督:チャド・スタエルスキ、主演:キアヌ・リーブス

亡くなった奥さんからの最後の贈り物である飼い犬を殺され、
再び絶望に投げ出されたキアヌ・リーブス演じる最強の殺し屋が
犯人を含むマフィアを組織もろとも殲滅する復讐映画、これがすべて。
とにかくこれはキアヌが淡々と雑魚共を蹴散らしていく無双を楽しむ映画なので、
そういうのが見たい人にはオススメ。そうでない人は特に見る必要なし。

ドラマ

プリズン・ブレイク シーズン3全話(主演:ウェントワース・ミラー

シーズン2までは内容的にもクオリティを保っていたが、
やはりシーズン3は1,2と比べるとどうしても落ちる印象は否めない。
題名にふさわしい脱獄シチュエーションに戻ったという意味では、
実際にはシーズン2よりもずっとコンセプトには沿っているのだけれど、
最初のシーズン1と違って全く計画性の無いアドリブ脱獄なので、
「おお!」や「すげえ!」といった感動が少ないのがネック。
まあ海外ドラマあるあるというか、シーズン1,2見ちゃったから
とりあえず続き見てるけど、といった状態に持ち込まれるので、
そういう意味ではそこも含めて制作陣の狙い通りなのかもしれないけど……。

プリズン・ブレイク シーズン4 1~10話(主演:ウェントワース・ミラー

まあ色々と、すべてを終わらすための話って感じだ。
もう彼らの行く末にそんなに興味を持てなくなってはきているのだけれど、
あとちょっとでフィナーレに辿り着けるというモチベーションのみで見ている。
つまらないって程ではないんだけど、
この物語についてはもう十分満足したからいい加減終わりを見たい、みたいな感じ。
やっぱり長すぎる物語体系って得意ではないんだよな。
まあ本来はドラマとして毎週のんびり見ていくものだろうから、
一気に見ようとするのがそもそもよくないってのも多分にある気はするが……。

アニメ

シャドーハウス 1~7話(原作:ソウマトウ、制作:CloverWorks)

知人にご紹介いただいたため、見ている作品。
自分のフィーリングだけだったらまず見ることのない作品なので、
こういう巡り合わせみたいなものはちゃんと拾い上げて吸収してきたいですね。
はてさて、話の内容は煤に塗り潰されたシャドー家の一族と、
シャドー家に仕える生き人形と呼ばれる子達の交流を描いた物語、になるのかな。
後半になると結構印象変わるらしいという情報だけはもらっているのですが、
今のところはちょっとダークな設定を覗かせつつもハートフルな日常物の印象。
主人公がドジっ子の天真爛漫娘で明るさマックスなのもそう感じる理由のひとつだと思う。
今後どうなるかに期待しつつ、ゆっくり見ていこうかな~っていう感じですね。

マンガ

うみべの女の子 全2巻(作者:浅野にいお)

Youtubeでこのマンガ原作の映画予告を見かけて、
ほほーんと思って読んでみた本作。
いやー、若い、若いってすごいねえ(老人発言
噎せ返るような青春と倦怠の匂いにまとわりつかれて、
始まりから終わりまで何も進んでいないようでいて、
けれど確かに彼女はもう少女ではないのだろう。
それをきっと彼女自身、成長とは呼びたくないのだろうし、
そう呼ばれると死にたくなるような年頃だろうから、
まあそうやっていつか勝手に大人になりなよ、なんて
謎の上から目線でどうでもいい感慨を持っちゃうような、
そんな青くほろ苦く鋭い物語でした。
そういうの好きな人にはオススメ。
ただしエロシーンがそこそこあるのでそこだけ要注意。

ブルーロック 14巻(作者:金城宗幸 / ノ村優介)

久々にサッカーやってるの見た(ぇ
この作品では珍しい11:11で、しかも相手はU-20代表。
糸師冴も参戦しての前半戦で盛り上がってはいるのですが、
やっぱりサッカーマンガの難しいところ、
11人×2(+ベンチ)のキャラクターに焦点をあてるのがなかなか困難。
主人公・凪・凛・冴・アイク以外は正直影薄い感はありますね。
ただ、全員に焦点あてようとするとおおふりみたいに
一試合に数巻を費やすことになるので、
まあこの作品はこういうスタイルだと思えば気にはならないかな。

ブルーピリオド 10巻(作者:山口つばさ)

神回だった。世田介君と渋谷でオールする話がとてもいい。
進級試験もあったが、選評の芸術家達は相変わらず毒舌というか、
人として終わっているとしか言いようのない表現をしてくるのが生々しい。
それって、そういう極限のところでやっていることへの
自負の表れなのかなーとも思うんだけど、
ある意味自分のためのエゴでしかないようにも思うんだよね。
自分もたまにそういう気持ちがもたげてくることがあるけど、
やっぱり客観的に見て良い感情ではないように思うし、
もっとナチュラルに物事を受け止めていく心構えを持ちたいところ。
なにはともあれ、芸大受験以降少し勢いが落ちたかなと思っていた本作、
まだまだおもしれーぜ! やっぱりオススメの作品です!

本(小説以外)

貯金感覚でできる3000円投資生活デラックス(作者:横山光昭)

会社の社長が絶賛投資にハマっており、興味あれば読んでみたらーと渡された本。
まあこの手の本は作者に都合の良いように書かれるものだから鵜呑みには出来ないけど、
それはそれとして面白い世界だなーとは思ったし、
ちょっとやってみようかなという気持ちにさせるだけの
庶民感覚的手軽さやわかりやすさがあった。
実際問題、自分達が定年になる頃の年金は正直期待できないなーって気持ちもあるし、
色んな選択肢を持てる、あるいは選ぶだけの知識を有していることは大事かもね。

NHK基礎英語 使いこなし 中学英文法(作者:阿野幸一)

色々あって、英語を真面目に勉強しようと思い、初心に返って勉強中。
中学英文法からやり直している時点で僕の英語力はお察しな訳だが、
そんな自分でも非常にわかりやすく読めたので、
中学や高校の時の自分に渡してあげたい気持ちになった。
まあそんなことしたところで、当時の僕が勉強するとは思えないがヽ( ´ー`)ノ
自分のように大人になってからやり直してみようかなって人には、
入口としてとても良いと思う。オススメ!

神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り(作者:星渉)

非常に胡散臭いタイトルなので有料だったら絶対読まない一冊だが、
Kindle Unlimitedで無料だったので、まあたまにはこういうのも読んでみるかと
手を出してみた一冊。
まあ人生が思い通りかどうかはだいぶ怪しいものだし、
そんな言い回ししたら逆に相手に不快に思われそうみたいなのもあったけど、
きちんと腑に落ちる点もあったから思ってたより悪い本ではなかった。
本著内でも記載のあることだが、
あとは自分がよいと思えた部分については きちんと現実で実践していけるかどうか。
周りを動かす立場になってきてしまったので、
より良いやり方を模索していきたいところ。