【感想(小説)】魔術士オーフェンはぐれ旅 プレ編1

舞台版も見て、チャイルドマン教室の面々も見知った感覚になってきたので手を出してみたプレオーフェン
魔術師じゃなくて魔術士だからね。間違えるとブチギレる友人がいるので変換に気を遣う今日この頃。

前半はかなり往年のライトノベル感がすごくて文体も軽めなんですが(往年のライトノベルなので当たり前ですが)、中盤からエンハウやベティに繋がるような重厚さと哲学のようなものが滲みだしてきて、自分は中盤以降の方が楽しめました。特にキリランシェロVSアザリー、キリランシェロVSレティシャはそれぞれの関係性の変化も合わせて面白かったですし、ハーティアとブラックタイガーのエピソードも強さに対する彼の価値観が非常に独特で好きでした。

これらのエピソードを見ると改めて、第一巻のストーリーの重さみたいなものを感じますね。

ちなみに秋田禎信先生の作品で最初に読んだのは「シャンク!!ザ・レイトストーリー」で、気に入っている作品は「ベティ・ザ・キッド」と「ハルコナ」です。
秋田先生はそういう意味だと色んな作品を書かれているので、ジャンルの幅が広いですね。

このまま後編にいってもいいんですが、自分は本編を最後まで読めてない身なので、友人の薦めに従ってきっちり本編読み終えてからにしようかなあとも思ってます。いやまあそれが普通で、なぜ突然プレ編に手を出したんだという話でもあるとは思うんですが、舞台版見たから普通に楽しめるかなというのもあり、本編はかなり長大なので手を出すのに勇気がいるというのもあり、まあそんな感じです。

舞台版を観なかったら手を出すことはなかったかもしれません。
それだけ舞台版の魅力がすごかったということですね。
ご興味のある方はぜひDVDをご購入下さい(ステマ)。